実質賃金の推移とインフレ
賃金推移
生きていくのが困難な時代となってきた昨今、子育て時代から老後時代まで安定した生活を送るためには、株式投資を始めとする資産運用の知識が必須となってきました。支給される給与の抑制、各種税金の増額、社会保障費の増大、将来の年金支給への不安。こういった先行き不透明な世の中を我々は生きているのです。
厚生労働省の「毎月勤労統計調査」によると、2019年3月度の現金給与総額は前年比約1.8%の下落となっています。
さらに、2013年から2019年までの名目賃金増加率の推移をみてみると、6年間で賃金の増加はほとんど得られていないことがわかります。
賃金動向は景気動向の指標のひとつとされています。
2013年からの6年間で賃金がほとんど増加していないということは、日本経済の景気もよくなっていないと考えることができます。実際に日本のGDPの伸びは2016年から2019年までの4年間で平均1.5%程度です。世界の主要国のなかでも極端に低い数字であることが下のグラフからわかります。
インフレ
OECD Economic Outlook databaseによると、日本をはじめとした先進国のインフレが緩やかに、しかし一定の割合をもって増加していることが明らかになっています。インフレはつまるところ物価の上昇を指します。
下のグラフをみてみると、統計開始となっている2014年から毎年確実にインフレが生じていることがわかります。つまり、賃金上昇は抑えられているにも関わらず、インフレは常に進んでいるのです。
ペットボトル飲料やお菓子、日用品など生活用品を振り返ってみてみると、10年前と比較すると確実に値段が上がっていたり、内容量が減っていたりしていることでしょう。
この傾向が今後将来にわたって続いていく可能性は低くないと思います。
人生を謳歌するためには、お金に悩まされたくない!
将来を見据えた準備を、たった今から始めよう!
お金にお金を稼いでもらう
このようにカオスな世の中、我々は毎月得られる賃金のみに頼るのではなく、お金にお金を稼いでもらう必要があります。
ひと昔前の1990年代前半までであれば、長期金利が4%以上であったため銀行にお金を預けるだけで雪だるま式に貯蓄が増えていました。今から考えると夢のような時代です。
たとえば、毎月150000円を年利4%で30年間積み立てると合計1億400万円となります。銀行に預けておくだけのリスクのない運用で1億円を貯めることができていたのです。ちなみにこの場合の投資元本は5400万円、運用収益は5000万円となります。
つまり毎年4%の年利を得ることができれば、30年後には資金が倍になるということです。
実際には30年のあいだ金利が4%続いたわけではないので絵空事にはなりますが。。。
しかしながら、時代は移り変わります。
バブル崩壊による景気対策のため政策金利が引き下げ続けられ、現在に至っては最高でも年率0.35%程度となっています。参考までに定期預金の金利比較を提示します。
それでは、先ほどと同じ条件で試算してみましょう。
毎月150000円を年利0.35%で30年間積み立てるといくらになると思いますか。
驚愕の合計約5700万円。投資元本は5400万円、運用収益はたったの300万円となってしまいます。
この試算を観るだけでも資産運用の大切さ、資金を銀行に眠らせておくだけではいけない、と理解することができるでしょう。
ご自身で資産を管理・運用し、将来豊かな老後を迎えられるように考えていきたいですね。
資産運用の第一歩
資産運用を始めるなら、まずは楽天証券またはSBI証券の口座開設をおすすめします。
楽天証券では楽天ポイントで、SBI証券ではTポイントで金融商品を購入することができるので、現金で商品購入→購入に伴うポイント取得→ポイントで商品購入→資産増加という虹色サークルを描くことができます。
エコー太郎自身も楽天証券、SBI証券の両刀使いです。どちらも非常に使い勝手がよく、頼もしい存在となっています。
まとめ
ここでは資産運用の勧めということで、実質賃金の推移とインフレ、お金でお金を稼ぐという2つの大きな見出しでお話しさせて頂きました。
皆様の資産運用の参考のひとつに少しでもなると幸いに思います。
閲覧頂きありがとうございました。