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胆嚢、胆管(gallbladder, bile duct)について

消化器
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はじめに

ここでは胆嚢、胆管について記載しています。

  

解剖

胆嚢は組織学的に粘膜、筋層、漿膜下層、漿膜の4層で構成された袋状の臓器です。内部は肝臓で生成された胆汁で充満した状態で存在しています。胆管も胆嚢と同様に粘膜、筋層、漿膜下層、漿膜の4層で構成されており、肝内胆管、肝外胆管(上部胆管、中部胆管、下部胆管、十二指腸乳頭部)に分類されています。

胆嚢と胆管を合わせて胆道と呼びます。

 


機能

胆汁の通り道

肝臓で生成された胆汁は、肝内の毛細胆管を経て総肝管(肝内胆管)・肝外胆管へと流出しますが、十二指腸開口部に存在するOddi筋の働きによりすぐには十二指腸に分泌されません。そのため胆汁は胆嚢に蓄えられ、必要に応じて分泌されることになります。

食物が十二指腸に到達すると、十二指腸粘膜からホルモン(コレシストキニン)が分泌され、胆嚢収縮を起こし、Oddi筋が弛緩することで胆汁が十二指腸に分泌されることになるのです。

 

各種胆道疾患により胆汁の分泌が滞ると、心窩部から右上腹部の疼痛や発熱、黄疸、食欲不振などの症状が表れます。エコー検査は胆道疾患に対して、他のモダリティ(CTやMR)と比較して引けをとらない診断能を有しています。

エコー太郎
エコー太郎

胆道疾患の早期発見のためには、定期的なエコー検査を心掛けてください!

   

胆汁の働き

胆汁はそれ自体に消化酵素を含んでいませんが、膵液と混じることで膵液の持つ消化酵素を活発化し、脂肪や蛋白質を分解する手助けを行います。さらに脂肪酸を吸収しやすい形状に変化させる働きもあります。

  

     


各種胆道疾患

ここでは胆道の疾患を列挙していきます。

各疾患の詳細に関して(できる限り)エコー像を交えて解説していきますので、リンクを参考にしてください。 

炎症性疾患

 ・胆管炎(cholangitis)

 ・胆嚢炎(cholecystitis)

 ・原発性硬化性胆管炎(primary sclerosing cholangitis)


 

良性病変

 ・胆嚢結石

 ・総胆管結石

 ・胆嚢ポリープ

 ・胆嚢腺筋腫症


 

胆管嚢胞性腫瘍

 ・粘液嚢胞性腫瘍(mucinous cystic neoplasm ; MCN)

 ・胆管内乳頭状腫瘍(intraductal papillary neoplasm of the cile duct ; IPNB)


  

悪性病変

 ・肝内胆管癌(intrahepatic cholangiocarcinoma)

 ・肝外胆管癌(extrahepatic cholangiocarcinoma)

 ・胆嚢癌(gallbladder cancer)


※日々まとめていきますので、完成するまでかなりの時間がかかることになります。

 ご了承ください。

 

おわりに

胆道の解剖、機能、各種疾患に関して記載しました。

皆様のご参考になれば幸いです。

閲覧いただきありがとうございました。

  

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