リフォームを行うにあたり、まず慎重になるべきところは施工会社を選ぶことだと思います。
特に部分的なリフォーム(キッチンだけ変えるとか内装だけ変えるなど)ではなく、比較的大規模なリフォームを行う場合は尚更です。
建物のデザインや用いる建材、推奨されるオプションなどはハウスメーカー・工務店に依り様々だからです。
あらかじめどのようなデザインを好むか、どのような設備を取り入れたいか、どのような家にしてほしいかを抽出しておくことが必要であるのはこのためです。
複数の会社からプランや見積を提案いただき、その中で最も自分の価値観・予算に合うものを見つけていく作業になります。
施工会社をどこにお願いするかということは、リフォームを行う上では根幹となる部分です。
プランが決まり施工会社を決めてしまうと、その先は細かい修正を繰り返していくだけの作業になります。
リフォーム目的を抽出するのはそれほど時間のかかることではありませんが、施工会社選びは非常に入念に時間をかけたほうが良い部分と思われます。
施工会社を決めてしまうと後戻りはできません。
この会社、この担当者に任せると安心だと思えるところを見つけたいところです。
私の場合は合計5社にプラン作成、見積もり依頼を行いました。
そのうち2つは大手ハウスメーカーのリフォーム部門、1つはリフォーム専門会社、2つは地元の工務店です。
あらかじめ抽出していた目的一覧と予算をリスト化、素人考えで思い描く新しい間取りを書いたものをそれぞれの営業担当者に提示しました。
プランが提示されるまで、それぞれの会社で幅はありましたが、およそ2〜4週間程度の期間がかかりました。
どの会社も自分のところで受注したいと思うのは当然ではありますが、複数の会社で返事をはやく(期限を決めて)聞かせて欲しいと言われた記憶があります。
施主にとって改築は非常に大きな買い物であるため、このような制限があると心象はよくありませんでした。
どの会社においても概ね希望に則った提案をしてくれました。
細かい間取りや使用する建材が異なったプランが出てきますので、こちらの希望に最も近いところ、加えて担当者が信頼できそうなところを残します。
中には提示していた予算のおおよそ3倍以上の見積もりを提示してきたところもありました(そのかわりプランは非常に素晴らしいものでした)。複数のプランのうちの1つがそれであれば検討の余地がありますが、金額が下がりそうな気配も見受けられなかったため、残念ながら採用されることはありませんでした。
最終的に決めた会社の提案は下のとおりでした。
まずはじめに複数のプランを提示してきました。これらのプランはそれぞれに良さがあり、それぞれにどうかなと思うところがありました。
出てきたプランの良いところを組み合わせて、我々の気に入る間取りに変更しました。加えて予算に関しては我々の提示したものに最も近い値段で提示してくれました。
建材や内装を変更することで数十万数百万単位で金額は変動しますが、たたき台としての見積もり金額が理想に近いものであったことは、施工会社を決める上で非常に決定的なポイントであったと思います。ハウスメーカー、工務店の営業の方々には参考にしてもらいたいところです。
こうして我が家のリフォームを担当してくれる会社が決定したのでした。