ここでは日常的に遭遇する可能性のある皮下腫瘤の診断名一覧と代表的な腫瘤のエコー所見に関してまとめました。
検査の一助になれば幸いに思います。
病理診断名一覧
皮下腫瘤の病理診断名は多種多様であり、エコー像が定かではないものも多くあります。
しかしながら皮下腫瘤にどのようなものがあるのかを知っておくことは、検査・診断していく上で非常に有意義なものであると思います(詳細は病理診断書物参照)。
そのため、ここでは病理診断名とその頻度(参考値)を一覧にして共有させていただきます。
遭遇する機会の多いものとしては、脂肪腫、粉瘤、石灰化上皮種、神経鞘腫、肉芽種、ガングリオン、皮膚線維腫、滑液包炎などでしょうか。
外骨腫やグロームス腫瘍、仮性動脈瘤やbaker嚢胞などは特徴的な所見があるため、比較的まれな症例となりますが、エコーで診断可能なものであると考えます。
ここからは遭遇する機会の多い腫瘤に関してまとめていますので、参考にしてください。
脂肪腫
粉瘤(表皮嚢腫、多発性毛包のう腫、外毛根鞘性嚢腫)
石灰化上皮腫(毛母腫)
肉芽腫
神経鞘腫
ガングリオン(滑膜嚢腫)
外骨腫(骨軟骨腫)
線維腫(皮膚線維腫)
参考資料
リンク
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おわりに
皮下腫瘤のエコー像に関してまとめました。
少しは参考になる情報だと思いますのでご一読いただけますと幸いです。
定期的に追加していきたいと考えています。
ご支援ご声援をいただけますと、さらに頑張れます。