前置き(昨今の世界情勢について)
8月14日に米国の債券市場において「短期金利>長期金利」つまり逆イールドを形成したことにより、アメリカはもとより世界の株式市場においてジェットコースター相場が続いております。
アメリカ経済の単一指標で世界の金融市場がこれほどまでに動くという事実を鑑みると、やはり世界の覇権国家は今後数十年に渡ってかの国であることは間違いないでしょう。
例によってエコー太郎の保有銘柄に関しても、この強烈な荒波に飲み込まれており、上がり続ける銘柄もあれば落ち込んでいる銘柄も存在しています。
これから数十年にかけて株式や債券を積み立てていくことを考えれば、今回のような株価下落局面において、いかに保有数を増やしていけるかが重要であると考えます。
そのためには来るべき時に備えて、ある程度の資産をキャッシュとして所有しておく必要もあるのだと認識しています。
有難くも毎月得ることのできる給与から少しずつ資産を形成し続け、市場から取り残されないように、離脱しないようにすることこそが肝要であると考えています。
過去を振り返ってみると、逆イールド状態を脱却してから4~10カ月のうちに、景気後退(リセッション)に陥っていることがわかっています。そのため、逆イールド=近い将来のリセッションを示唆しているとされています。詳しくはこちらを参照ください。非常に詳しく記載されています。
一方、アメリカの各種企業に目を向けてみると、四半期決算に関しては予想よりも良好な成績を収めている企業が多いです。
景気後退の合図がいつ鳴るのかはわかりませんが、心構えが必要な時期になってきていることは確かなのでしょう。その号令が貿易問題に依るものなのか、ブレグジットやデフォルトに依るものなのか、自然災害に依るものなのか、全く予想することは困難であると言えます。
資産の乏しいヒトにできることは限られているので、粛々と日々を積み重ねるのみでございます。
と、まぁダラダラと文章を書きなぐりましたが、ここまではいつもの前置きです。
本記事は、ジャパニーズ円をアメリカドルに交換する様々な方法のうち、わたくしエコー太郎が実践している方法に関して記載するものです。
私が行っている方法に関しては、為替手数料や金利を考えるとおそらく最もお得に両替することができる方法のはずです。できる限りわかりやすく提示します。
アメリカの金融商品を購入したり、海外旅行をする予定のある方であれば、知っておいて損はないと思います。
ちなみにこちらのサイト様では為替手数料に関して非常に細かく記載されています。ご参考までに。
円をドルに交換する方法(円ドル 両替)
準備するもの
・現金(日本円)
・各種銀行口座(ゆうちょ、三菱UFJ、三井住友 etc.)
・SBI証券口座
・住信SBIネット銀行口座
方法
流れとしては以下の通りです。
- 現金を銀行口座に入金する。
- 銀行口座からSBI証券に入金する。
- SBI証券から住信SBIネット銀行に振替する。
- 住信SBIネット銀行にて為替取引を行う。
①現金を銀行口座に入金する。
ここに関して疑問が生じる方はいないと思います。
最近は国内の銀行の多くが、インターネットを介した振込や口座残高の確認を推奨しています。
これは窓口対応を減らすことによる人件費の削減が目的であるとともに、我々ユーザーにとっても銀行に出向く手間がなくなるという点で大きなメリットがあります。
クレジットカードやアプリなどインターネットを介したお金のやり取りをしているのであれば是が非でもインターネットバンキングを開設しましょう。生活が一変するはずです。
「〇〇銀行 インターネットバンキング」で検索すると簡単に登録可能なので活用してください。
②銀行口座からSBI証券に入金する。
Ⅰ.SBI証券にログインします。
Ⅱ.画面右上に位置する[入出金・振替]タブから入金を選択します。
Ⅲ.[即時入金]より入金指示を行います。
(各種銀行のインターネットバンキングを開設していると振込手数料は無料となります)
Ⅳ.SBI証券のトップ画面で入金を確認します。
③SBI証券から住信SBIネット銀行に振替する。
Ⅰ.SBI証券HOME画面から住信SBIネット銀行にログインします。
Ⅱ.ログイン後、振替ボタンを押します。
Ⅲ.[出金口座]をSBIハイブリッド預金、[振替先口座]を代表口座 円普通とし、振替金額を指定します。
※ここは理解しておかないと少々解りづらい部分です。
SBIハイブリッド口座はSBI証券と住信SBIネット銀行の口座残高を合わせたもの、代表口座は住信SBIネット銀行の口座になります。為替取引をする場合はSBIハイブリッド口座ではなく、住信SBIネット銀行の代表口座に資金を振り替えておく必要があるのです。
④住信SBIネット銀行にて為替取引を行う。
Ⅰ.住信SBIネット銀行のTOPページの円普通預金に振り替えられているのを確認し、外貨普通預金ボタンを押します。
Ⅱ.外貨普通預金のページで米ドル/円の[買付]ボタンを押す。
ちなみに為替手数料は米ドル/円で1通貨あたり4銭です。
Ⅲ.[出金口座]を代表口座 円普通、[入金口座]を代表口座 米ドル普通とし、注文方法を選択(私の場合は即時決済が多い)、買い付け金額を円指定で入力し、WEB取引パスワードを入力して確認ボタンを押す。
Ⅳ.取引実行ボタンを押せば、晴れて円が米ドルに交換されます。
こうして米ドルに変換された資金の使い道ですが、私は現在のところアメリカの金融商品を購入するために使用しています。
SBI証券では外国株を購入する際に円貨決済と外貨決済を行うことができますが、円貨決済を行うと割高な為替手数料が降りかかってきます。
一度、住信SBIネット銀行でドル転した後、SBI証券に住信SBIネット銀行から外貨入金を行い、外貨でアメリカの金融商品を購入しているといった流れです。
文章にすると非常に込み入ったことをしてそうに見えますが、慣れてしまえば歯を磨くよりも早く終わらせることができるほどの単純な作業です!
ご興味があれば、一度実践してみてください。
念のため初めは少額の資金で試してみることをお勧めします。
おわりに
ここではエコー太郎が行っている円をドルに交換する方法に関して記載しました。
アメリカの金融商品を購入する場合には、記載した内容が非常に効率的でわかりやすいかと思います。
円のリスクヘッジとして米ドルを所有したい場合においても有用でしょう。
海外旅行をする場合のクレジットまたはデビットカードの支払い口座として、住信SBIネット銀行を使用する場合においても、今回提示したドル転方法は生きてくると思われます。
いずれにせよ、インターネットを介して世界中と繫がることのできる世の中ですので、ドル建て資産を所有する手段を理解しておくことはメリットしかありません。
ぜひともご一考ください。
閲覧いただきありがとうございました。