ジュニアNISA
2019年6月1日より息子の資産をジュニアNISA枠にて運用することにしました。
医療技術の発達により、息子が成人を迎えるころには人生100年と言われているかもしれません。
赤子の頃から金融資産を毎月積み立てることで、社会に出るまでにはある程度まとまった資金をプレゼントすることができると思います。少しでも多くの資産を渡してあげたいですね。
ジュニアNISAで息子にもたらされる資産は、大学や留学などの学費に使うのではなく、息子が社会人になって自ら運用していってくれる財産になればよいと考えております。
制度に関しての細かい説明は他のまとめサイトにお任せするとして、ここではまず簡単にジュニアNISAのメリットとデメリットに関して記載します。
メリット
最大のメリットは息子が有する長い人生で、早い段階から息子の資産として運用できる点です。
ジュニアNISAには非課税投資枠が設けられています。この枠は年間80万円までとなっており、2019年中に始めれば2023年までに最大400万円まで積立投資が可能となっています。非課税で運用できるのは最大20年間ですので、今から始めるのがベストであると考えます(最近の世界的な株価下落が私の背中を倍プッシュしました)。
ジュニアNISAの非課税枠 80 万円は贈与税の基礎控除 110 万円以内の金額です。つまりジュニアNISAは相続税対策として活用するために作られたといってもよいでしょう。
デメリット
ジュニアNISAの説明欄には“3月31日時点で18歳である年の前年12月31日までの間は原則として払い出しができません” ※法改正により令和6年以降に引き出し可能となりました。
と記載されています。つまり大学受験勉強真っ只中を超えるまでは引き出すことができないということです。
これはジュニアNISAで運用する資金を学費として考えている方の場合は大きなデメリットになりうるかもしれません。なぜならば、まさに学費として使用したいときに世界経済がどん底の可能性があるからです。この場合、投資した原資よりも資産が目減りしている可能性があります。
しかしながら、エコー太郎の場合は学費として残すことは考えていないので大きなデメリットとはなりません。5年間、毎月決められた額を粛々と積み立てていくのみであります。
これから先はジュニアNISAの原資と開設した証券口座、積み立てていく予定の商品に関して記載します。
原資
息子のために入ってくる資金についてざっとまとめました。
- 児童手当 年間18万円(3歳以降は年間12万円)
- 扶養手当 年間12万円+α(ボーナス反映分)
- お年玉 未定(おそらくほとんどない)
- お小遣い 未定(おおよそ年間5-10万円くらいか?)
息子が産まれる前より学資保険に加入していたため、扶養手当に関しては学資保険で消費されます。この学資保険は元本確保型でごく微量資産が増加するものです。
投資商品としては魅力的なものではないかもしれませんが、学費として資金が欲しい時に確実に手元に存在するという安心を得ることは悪いことではないと思います。
話が脇に逸れてしまいましたが、、、
つまりジュニアNISAとして積み立てることのできる金額としては、年間で約25-30万円程度になりそうです。現在預金している金額をあわせると、5年間で約200万円程度になるかと思います。
5歳児にしては十分すぎる金額だと考えます。
証券口座
ジュニアNISAの口座は、 一旦開設したら別の金融機関へ変更することができません。
ですので口座を開設する時は、金融機関の購入手数料や取扱ファンドの種類などを考慮して選択する必要があります。
開設する証券会社としてSBI証券と楽天証券と2つの会社で迷いました。どちらも取り扱いファンドが豊富であり、今後20年以上は安泰な証券会社であると思われるからです。
どちらにしようか迷いましたが、どちらでもよいとも思ったので、最終的に楽天証券にしました。
注)楽天証券ではクレジットカードで投資信託を購入することができます。
クレジットカードで投資信託を購入し、そこで得られたポイントで投資信託を購入できるという
わけです。しかしながらこの場合、購入者のクレジットカードの名義と口座の名義が同一である
必要があります。つまり息子の口座では私のクレジットカードで投資信託を購入することはでき
ません。ですので、息子のジュニアNISA枠で購入する投資信託は、息子の証券口座から直接買
い付けることになります。息子の口座では投資信託を購入してもポイントが付かないということ
ですね。
積立商品
ジュニアNISAでは個別株と投資信託とのどちらでも購入が可能です。
しかし長期で積み立てていくならば投資信託のインデックス型の一択であると考えています。
ある程度のボラティリティの大きさを保ちつつ、しかし安定的に資産が増えていくことを目指して以下のように決めました。正解か否かは20年後にわかることになります。それまで一貫して変えないつもりです。
元本割れしてしまっていたら素直に謝りまっす!
購入していくのは下の4つの商品です。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- iFree NYダウ・インデックス
- eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
- グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)
いずれも信託報酬が非常に安いことが特徴ですが、今後資金が流入した場合にはさらに安くなることが期待されます。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は王道のS&P500連動型の商品です。オマハの賢人バフェットもこれ一本で大体OKといっているインデックスです。アップルやマイクロソフト、グーグル(アルファベット)などIT企業が多いことが特徴。 約500種の銘柄で構成されています。詳しくはこちらを。非常にすっきりまとめてくださっています。
iFree NYダウ・インデックスはNYダウ連動型の商品です。こちらは米国株式を代表する指数です。ニューヨーク証券取引所やナスダックに上場し、米国を代表する優良企業(ブルーチップ)30社から構成されています。詳しくはこちらを。
eMAXIS Slim 先進国債券インデックスはシティ世界国債インデックス(除く日本)連動型の商品です。ポートフォリオを作成するにあたり、債権を組み込む方がボラティリティを抑えることに繋がると考えるため、選択しました。詳しくはこちらを。
グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)はバランス型投資信託にレバレッジをかけた商品です。株式・REIT・債券の世界分散を行ったバランスファンドに3倍のレバレッジがかかったファンドであり、広く分散投資されるファンドになります。債権に重きを置いていますが、レバレッジがかかっているためボラティリティは高くなりそうです。詳しくはこちらを。参考にさせていただきました。
投資金額の割合としては
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
>iFree NYダウ・インデックス
≧グローバル3倍3分法ファンド
>eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
というふうに考えています。
おわりに
これから始めるジュニアNISAの運用に関してまとめました。
少しでも資産が増えた状態で20年後に息子へバトンタッチしたいものです。
大切な我が子の未来のために。ジュニアNISAはじめてみませんか。