G7ビアリッツ・サミットの内容をまとめました(G7 Biarritz summit)

雑記

G7はグローバルな主要課題に対する共通の解決策について協議する場となっています。

現在の世界で起こっている大きな問題や懸念に関しては、毎年開催されるG7の内容を確認することでフォローできるといっても過言ではありません。

G7の議題としては平和と安全保障、テロ対策、開発、教育、保健、環境、気候変動が挙げられます。

   

G7を順不同に並べてみると、フランス、アメリカ、イギリス、ドイツ、日本、イタリア、カナダの7か国になります。これらにEUの理事会議長が加わることが多いようです。

  

   

ここでは2019年8月24日~26日に行われたG7ビアリッツ・サミットにおいて話し合われた内容に関して外務省の報告を参考にさせていただき、まとめていきたいと思います。

  

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G7ビアリッツ・サミット

テーマは「不平等との闘い」

出席者

  • 日本:安倍首相
  • フランス:マクロン大統領
  • アメリカ:トランプ大統領
  • ドイツ:メルケル首相
  • カナダ:トルドー首相
  • イタリア:コンテ首相
  • イギリス:ジョンソン首相
  • EU:トゥスク欧州理事会議長
  • 8国際機関(世銀,IMF,国連,OECD,ILO,WTO,AU,アフリカ開銀)
  • ジェンダー平等アドバイザリー評議会委員
  • アフリカ5か国(ルワンダ,セネガル,エジプト,ブルキナファソ,南ア)
  • チリ,印,豪+環境団体等市民社会代表

   

議事

各日程で平和と安全保障、テロ対策、開発、教育、保健、環境、気候変動すべての項目に対し、議論の的を絞って話し合いが行われました。

8月24日

  • 外交・安全保障(イラン)

8月25日

  • 貿易問題を含む世界経済
  • 性差是正を含む不平等との闘い
  • アフリカ経済対策

8月26日

  • 外交・安全保障(シリア)
  • 環境問題(気候、生物多様性、海洋)
  • デジタル開発
  • 外交・安全保障(北朝鮮ほかアジア情勢)

   

    

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G7ビアリッツ・サミット 総論

G7ビアリッツ・サミットでは貿易問題を含む世界経済や外交・安全保障に関して議論がなされました。さらにはアフリカ地域の経済発展や環境問題、デジタル化といった議題について、様々な団体が参加し意見交換を行いました。

成果文書として,G7首脳が合意した事項を簡潔にまとめた「G7ビアリッツ首脳宣言」等が発せられました。

    

PDF1枚にまとめられたこのG7ピアリッツ首脳宣言に記載されている内容は、会議全体で話し合われた内容のほんの一部であり、この文書のみでは現在の世界情勢や懸案事項に関してはフォローできません。

実際にどういった話し合いがなされたのかをひとつひとつ見ていきます。

      

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G7ビアリッツ・サミット 各論

外交・安全保障

議論の対象となったのは、北朝鮮、中東、中国、ロシア・ウクライナ、アマゾンの森林火災の5項目でした。

①北朝鮮

大量破壊兵器及び弾道ミサイルの完全な、検証可能な、かつ不可逆的な廃棄を追求していくこと、そのために関連国連安保理決議の履行を徹底し、米朝プロセスを後押ししていくことを確認しました。
拉致問題に関しても早期解決に向けて意見が一致しました。

②中東

イランを始めとする中東情勢について議論しました。
核保有を認めず、地域の平和と安定のため緊密に連携していく旨を確認しました。

シリアについては現地の人道状況に関する懸念を共有しました。外国人戦闘員及びその家族の帰還問題について議論を継続し、政治プロセスの進展に向けて連携していく旨を確認しました。

③中国

香港の状況を含む中国の最近の情勢について議論されました。中国が建設的な役割を果たすよう促していくことが重要であることを確認しした。

④ロシア・ウクライナ

細かな内容の記載はありませんが、ロシアのG7復帰に関しての議論がなされたようです。

⑤アマゾンの森林火災

ブラジルの熱帯雨林で多発している火災について議論されました。G7として消火のための協力を行うこと、植林の協力を行うこと、流域全体の支援を行うことで一致しました。

  

   

世界経済・貿易

貿易を巡る緊張の増大や様々な景気後退リスクに直面する中で、世界経済を支えるために機動的かつ万全の政策対応をとっていくことを共有しました。

また、あらゆる国々や個人が成長の恩恵を享受し、WTO改革等を通じてルールを時代に即したものとし自由で開かれた経済を推進していくことを確認しました。

さらに、大阪サミットでも話し合われた「信頼性のある自由なデータ流通(DFFT)」に基づくデータ流通に関するルール作りや、デジタル化の進展により国際課税制度を現代的に変更することが必要であると考え、国際的な解決策の作成に取り組んでいくことに合意しました。

    

不平等との闘い

教育,雇用,保健等

「不平等との闘いに関する議長総括」(詳細は現在未公開)が発せられ、様々な分野での不平等是正の必要性と共に、大阪トラックを含め、デジタル経済・データを活用するための政策討議を促進することに合意しました。

ジェンダー平等

「ジェンダー平等及び女性のエンパワーメントに関するG7宣言」(詳細は現在未公開)が採択され、ジェンダー平等のための法的・政策的枠組の改善、紛争下の性的暴力防止の取組、途上国での女児教育と職業訓練の実施などが議論されました。

  

アフリカとのパートナーシップ

G7とアフリカのパートナーシップのためのビアリッツ宣言」が発せられました。

これには、アフリカ地域の平和と安全保障、貧困の撲滅や教育、ヘルスケア、不平等の撤廃、持続可能な経済成長の促進と社会的発展を目指してG7とアフリカ全体が協力していく決意が記載されています。

また、アフリカにおける女性起業家支援デジタル化改革公共調達の透明性及び腐敗対策について議論が行われ、文書としてまとめられました。

   

気候、生物多様性、海洋

「気候,生物多様性,海洋に関するビアリッツ議長総括」が発せられました。

この総括では、海洋プラスチックごみ対策に関する「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」と「生物多様性憲章」(詳細は現在未公開)を首脳レベルで承認しました。

  

デジタル化

「開かれた自由で安全なデジタル化による変革のための戦略」が発せられ、インターネットが民主主義に与える影響、テロ等によるインターネット悪用の防止、DFFTの考え方、5G・サプライチェーンのセキュリティ対策、AIの研究成果・ベストプラクティス共有の必要性が確認されました。

   

2020年のG7はアメリカのマイアミで行われる予定です。

トランプ大統領の任期は現在のところ2021年1月となっています。

強力なリーダーシップを発揮し、自国開催が最後のG7とならないことを期待しています。

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おわりに

ここではG7ビアリッツ・サミットの内容をまとめました。

サミットのテーマは「不平等との闘い」ではありましたが、中身を覗いてみると[外交・安全保障関連]と[アフリカとの連携を含む世界経済]に関連した内容が多くを占めていたように感じられます。

つまり、この「不平等との闘い」とは『アフリカ諸国を含む発展途上国の経済成長を促進させること』と考えられます。

不安定な情勢が続く国々の安定と平和の鍵は社会的発展であるとされており、全ての人間が繁栄した未来を分かち合うことを確保する上で基礎となるものであるとされています。

   

このサミットが未来に繫がる架け橋になるとよいですね。

   

閲覧いただきありがとうございました。

   

   

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